フォークで刺した地球を

日記と詩を書いています。違いがよくわからなくなってきた。

日記

変われないもの

もう静かな曲しか聞けない、あとは全部ノイズみたいにガサガサしている。 夏が終わってしまった。風が強い日はどうしても顔が険しくなった。 踏切で通せんぼされて、通過する電車を見つめていたら自分の姿も見える。 小さな町では生きにくいです。どこか遠く…

応答せよ

君しかいないよって言えば、嘘でもなんでも心が真っ赤になるの。 日焼けした肌にも飽きたね、夏らしいことなんもしてなかった気がするね。 もうすぐ半年間の日記が本になってやってくるから楽しみです。 たこ焼きが食べたいねってそれだけで大阪と京都旅行を…

よるのさんぽ

暗い夜にしか出られない。まだ蒸し暑い空気。 ニ等分線、ガードレール。メガネが少し汚れていたな。 車の免許はもっていないから、あのマークの意味がわからない。 どうせわかるはずもないじゃないか、だから黙ったままでいることばかり。 「絶対大好きだよ…

月が見えない夜は

古い郵便ポスト、腐った電柱。室外機の会議中、右耳だけ重くなった。 月が見えない夜は変わらないものだけが沈んでいく。 止まれと表記された道路の真上を歩いて、これが愛しさかって頷いてみた。 私はいつだって、いつか街灯になることを夢見ている。 出来…

ハッピーエンドだ

朝起きて、すっかり焼けてしまった両腕を見て変な声が出た。BCGの跡の下から色が濃くなってる。 いつもなら悲しくて悔しくて色白の人に僻んだりしてるのに、そんなことも気にならなくなった。でもちゃんとビタミンCのサプリは毎日飲んでいる。 日本一の夏フ…

裏表

家にいても 苦しくなるだけだから 外に出た 短いズボンだから歩きやすい ガスの臭いがする いろんな人が住んでる 洗濯物の影、オレンジの光 空ばかり見上げて歩いてたら いつか転べると思っていたな。 裸眼でも遠くが見えたらよかった めがねは邪魔だけど な…

うそつき

大きな街灯の下なら、見つからない気がした。嘘、本当は見つけてほしい。 満月の周りだけ透明にキラキラ光る、雲が流れていくのを眺めていたらあと少しで車にひかれそうになった。 木と葉っぱのトンネルを歩いていく、私の住む町から少し遠くまで来ると自由…

最終列車

髪を染めたことがない。きっと似合わないし、私には黒髪が一番落ちつくんだと信じている。制服のスカートもそんなに短くしなかった。第一印象と全然違うねってよく言われて、きっと私の見た目は本物じゃないんだなと小さいころから思い続けていた。 爪を切っ…

潜水

毒を抜かないといけない、私にたまった膿を出さないといけない。刺して、つぶして、軽くなることだけが正義みたいなこの世なんてなくなればいいのだ。まず最初に私が。空を切れたら半分くらい君にあげる。雨が降りそうで少し悲しくなった。夏が終わっていく…

ガラスみたいだ

ラジオで15歳の女の子が恋をしている話を聞いていた。冷房の風にあたりながらどんどん冷えていく身体とちょっと赤い気持ちと、明日は晴れるといいなって願ったりしてる気持ちで胸が苦しくなる。 スピッツがながれて、ギターが弾きたくなる。爪を切らなきゃ…

またいつか

今日も歩こうと思って、肩をぐるぐるしながらるんるん鼻歌うたってたよ。 夜の雲は湿度が高そうで、なんか黒蜜舐めたくなった。胃もたれ、致死量って言葉が好きでよく使ってしまう。街灯に群れる虫を見つめて苦しくなるみたいに、風のない夜には答えが出しに…

僕はヒーローになれない

「なんでそんなに優しいの」って聞いてしまうのは私の癖です。 どこかの誰かさんのおかげで、世界中が優しく怪しくみえるよ。 夏が終わっても、冬になっても、誰からも逃げられないし、私は私のままだ。 頭が痛いよ、いつかは楽になるかな。終わりは絶対なの…

夜に青は溶ける

お風呂上がりに冷えた麦茶を飲む時が幸せ。そういえばずいぶんと爪が伸びてきた。今夜は久しぶりに遠くまで歩いてみたら、大豪邸大豪邸大豪邸。私の知らない世界が広がっていて、きっとあの人たちは水道水なんか飲まないんだろうなと思った。私は洗面所の水…

麦わら帽子とワンピース

今日は風が強かった。駅までの一本道、麦わら帽子が飛ばないように押さえていると、ワンピースもばたばた揺れる。なんか楽しくなって笑えてきちゃった。大好きな友人と待ち合わせした品川駅まで、久しぶりの遠出でした。 白と黒に紛れて歩く青いワンピース。…

標高11.5m

今日の月はとても近くにあるようで、トンネルのすぐ上で輝いていた。歩いていた足が止まって、目線を合わす。きっと昨日よりも明るい。開いていた口を閉じて、小学校の方へ向かう。誰もいない道を歩くのが楽しくて、街灯だけが生きてるみたい。 3月のときの…

おんなのこはね

冷房にあたりすぎて、学生に戻ったつもりでいる。図書館とか、自習室とか、しーんとした空気が懐かしい。あの頃と比べることはもうしてないけど、いつ思い出しても楽しかったと笑えることがあって嬉しい。 最近は夏バテ気味だから、アイコンの右上に表示され…

フラストレーション

朝起きて久しぶりの眼痛を感じた。もうわかっていたからめん棒と目薬を用意して鏡の前に立った。眼球に触れないように恐る恐るまつ毛を取る、もう手慣れたもの。 最近の悩み事、デスクの上にあるサプリメントの瓶が可愛くない。だから、可愛い瓶がほしい。コ…

ようやく捨てた

前に住んでいたアパートで使っていたマグネットが見つかったのだけれど、黄ばんでいてなんだか笑えた。 私にも若い頃があって、大人に憧れていた時期もあって、でもそれはもう思い出したくもないものばかり。 最近はラーメンばかり食べている気がする。罪悪…

じめじめ

道路の真ん中で子猫が毛づくろいをしていた曇り、紫陽花、自転車の音が後ろから近づく。汚い顔だなと鏡を見て思う帽子を深くかぶって校舎の横を過ぎる。長袖の季節が好きだ夏は隠せないから、苦しくなる。私が世界の真ん中であると感じていた時期が懐かしく…

笑っていて

恋がしたい。恋をしたい。ずっと恋していたい。水の中にいるときみたいな、泡だけを見ているときみたいな、声を出しても伝わらないくらいがちょうどいいんだ。いつだってこの世界は溢れすぎていると感じている。黄色と黒が多すぎる世界で、夏は嫌い。雲のな…

再生

生まれ変われないのだから環境を変えるしかないんだなと、自分で組み立てたシェルフを見て思った。相変わらずの微妙のセンスで、インスタグラマーたちには敵わないけど、別に今はどうでもいい。自分がまた息を始めた気がするから、それでいい。 ジャズを流し…

悪夢の続きを見ているみたいで、梅雨は嫌いだ。頭の奥の方がじくじく痛む。 ごめんなさいが言えなくなった相手のことを思っても仕方がないのに。 ねえ、あたし、あなたにあえて、なんて伝えない方がとてもロマンチックでしょ。きみはそう思わない? 伸びてし…

たわいもない話

昨日が姉の30歳の誕生日だった。家族みんなでご飯を食べに行って、お酒なんて飲んでないのにとても楽しく笑えた。ああ、ようやくだ、と思った。 私が高校生の時とか、家族の仲がものすごく悪くてはやく一人暮らしがしたいんだってずっと思っていた。父親の孤…

豪雨

網戸の外から何かが叩きつけられている音がした。雨だ、この匂いでわかる。相変わらず、目と耳と鼻だけで生きている気がするよ。幸福だ。 何かが終わっていくから、あなたがどんどん大きくなる。汗が目に入って苦しくなるみたいに、イブに間に合わなかったケ…

流れ

今日は久しぶりに頭の奥が詰まった。呼吸が浅くなって、街の喧騒と一緒にどこかに消えていく気がした。明日からはこの川の下流に向かっていくのかと思えた。期待はしない、少しの強がりと誇りだけで足を動かす。 本当は好きだったよとか、そんな言葉はもう必…

ギミック

普通になりたくて仕方ないのに、本物に近づくことはとても怖いみたいだ、 君が私にしたことを、今度は私があなたにしているみたい。 愛は大きさと重さ、どちらで測るのだろうな あ、それとも長さかな、きみはなんだと思う? 世界と少し距離をとって、ようや…

水葬

どん底なんてどこにもないから、きっぱりと最悪を決めてしまった方が身のためだ。世界はとてもつもなく広かったことは過去の私がもう気づいてしまった。自分の匂いが染みついた洋服を着て顔を歪めながらキーボードを叩く。君が最後に私の匂いにつつまれて眠…

おしまい

さよならが寂しかったのは、いつぶりなんだろうな。電車に揺られて、窓の向こうを眺めながらそう思った。 煙草の匂い、猫の鳴き声、新聞紙とボールペン。甘くないカフェオレ、蚊帳、ドライヤー、モノクロの写真が好きだと言った。ソウル、ファンク、私の知ら…

夜の海に近づくな

冬生まれとか全然どうでもよくて、私にはどの季節も似合わない。いつだって地面を這いつくばっているようだし、空に浮いている気分がする。 最初から最後まで私は狂っていたと思う。でも幸せだったよ、とても幸せ。思い出すたびに泣けてくる。いびつな幸せ、…

まるくなれ

夢なんか見てなかったんだよって、それくらいぐっすり寝たい。寝起きからめんどくさいことを考えて、構築して、ナマケモノになる。悲劇。 甘すぎないドーナツみたいな、優しさがほしい。話してもいいんだよって微笑みかけてくれるみたいな。わからないことと…