フォークで刺した地球を

日記と詩を書いています。違いがよくわからなくなってきた。

どこから月は欠けるのか

左手首が死んだ。古い呪いにかかって死んだ。また動く時まで今はただ待つ。慣れない右手でスマートフォンを叩く。 好きな人に会えたら、もう二度と会えない人に会えたら、そう考えるだけで楽しくなるのはもう君がわたしの中にはいないから。 何もない部屋で…

明日で終わる

長かった戦いもようやくお終いが見えてきたから、ちょっと元気になって夜更かしもしちゃったりする。久しぶりにはてなブログにログインした気がする。全部あやふやで本当はもう死後なのかなって思ったりもする。そんな時もありますよね、妥協も肯定も同じよ…

遠くのラジオ

爪が伸びてしまった。ビタミン剤をたくさん飲んだ。蝉の声なのか秋の虫なのかわからない、知らない誰かの音がする。夜のせいにしたら朝は来るとしても、私の夢に続きはない。乾燥した肌と止まらない涙と青い空の不釣り合いさも真っ赤な自販機も何もかも嫌い…

選択肢

生きていてよかったなと思うことが増えてきた、逃げてばかりの人生だった気がするけど、でもちゃんと進んでいたんじゃないかなって今では思えるようになった。 理解できない心境は全部真夜中のせいにしよう、湿度のせい、秒針のせい、変わっていく景色も未来…

流れる雲と青い空と 走る電車と涼しい風と 懐かしい名前、笑顔と泣き顔も全部 あの時のまま生きていてくれたら見つけやすいのに変わってしまった また新しい歌を覚えて踊りたくなって 連れていかれるまま働いて1日が終わる。 君のいる世界。私がいた街。

誰かに大切にされてみたいなって思う。砂糖菓子のように甘くなれたらもう少し毎日がゆるく流れたのかもしれない。月が雲に隠れてしまったのは、夏が夏のまま終わってしまうのは、君の後ろ姿もおぼろげになって顔にかけられた煙草のケムリのよう。汗が滲んで…

なんでもいいや

赤くなった肌を見つめて夏も終わったと感じている。 平成最後らしいし、きっとこれで大正解だと来年の私は言う。 君がどんどん優しくなるたびに、どうしようもなく悲しくなる。 人目を気にするくせに、手を繋いだりキスをしようとしたりするのはどうして。 …

夜宴

痛みが恋であるなら、この気持ちは愛だ。 街灯を照らすのが夜ならば、私の涙は嘘になる。 癖のついた髪を撫でて、枯れてしまった信号機を眺める。 赤、青、黒。消えてしまった物の在り処。 大胆不敵に笑ってみれば、遠くから揺れる風に香る煙の色。 君の声が…

小さな部屋

控えめに流れるジャズ、オレンジ色の灯り、君がいない、画面の中の揺れている人は誰だ、爪を短く切った、アルコールには手を出してはいない目覚まし時計はもう動かない、コップの中は空だ。乾燥する唇、甘ったるい香りの空間に見えてほしい現像もいない、首…

朝が来る

前よりも言葉を吐く回数が減った。目覚まし時計よりも先に起きることが増えた。 笑うことは前と変わらない、でも今の方が生きていると思う。 幸せかどうかはわからない。 夜更かしをしなくなったら、不幸がなんだかわからなくなった。 普通になってしまうこ…

夜景

なんでもない休日、甘いケーキを食べて胃がもたれた。 うまくやりあって、折り合いをつけて 私だけがつらいわけじゃない、とか ありふれた理由を武器に強くなったふりをする。 君に会えた日は特別だった。 私、どこまでも食べるくらい軽くなった気がして タ…

おぼろげ

埃かぶった看板と焦げた黒髪、 少しずつ上がる声は大きな月を見上げたようで。 春を感じて軽くなってしまうから、 あんなに涙したことも綺麗な言葉で表せるの、素敵でしょう。 私を選んでくれたことも君を切り捨ててしまったことも さよならがあたたかったの…

青い花束

遠くへ行ってしまう可愛い女の子のために 手紙を書くことにした。 出会いと別れの季節になってしまったのだと 嫌でも思い知らされて、聞かなかったことにしたい。 幸せでしたと笑って泣いた彼女は、 とても綺麗だったな。 桜が咲いてしまうことを、私はずっ…

誕生日

今日で24歳になりました。なんてことのない1日、お仕事してたし。とても疲れてもう寝ちゃいそうでも誕生日は今日だけだから、ぐだぐだな日記でも。去年は一年かけて再生していて今年は飛べる気がする次に見る桜はとても綺麗だろうな、とかちょっと口が緩んで…

甘い夜

大好きな音楽に救われて、ヒーローみたいな人たちに憧れて、 私はおしまいまで生きている。 まだ続いていくのが不思議でしかたないけど きっと最後までやり遂げてしまう。 さよならしか待っていない世界できみと二人でどこまでいけるかな。 終わりの涙はきっ…

花になれば

春が近づいてるのが、外の匂いでわかってしまう マフラーも手袋もいらないくらい、外があたたかいから。 ニコニコしながら散歩して、桜のこと考えてニヤニヤした。 あの思い出もこの思い出も全部一つずつ大事にしたい 名前をつけてまた開くときまでしまって…

染まりたい

もうすぐ誕生日が来る。 前の仕事を辞めてからの一年はあっという間だった。 案外生きるのは楽だったんだなと、 マニキュアの剥がれた爪を撫でながら思った。 あんなに苦しんでいたのに、ばかみたいじゃん。 知らない間に乗り越えちゃってるの、やめてほしい…

ご褒美

私にはピアノも猫もない。 今日は雪が降らないから、誰も特別になれない。 甘いマシュマロの匂いがする部屋の中、 暖房の風量を強くしてパーカーを脱いだ。 きっと笑顔を振りまいて誰かを幸せにすることは 私には出来ないのだろうけど 君と二人でなら目がな…

ムーン

乾燥する肌で冬を感じて 咲いてしまったら価値のない桜だ。 暗い夜のままでいい、 赤い月はとても素敵、 誰も見上げないからずっと見つめていたあの日も 息が白いねと笑いあったあの日も きっと明日は忘れて、明後日には思い出すの。

帰り道

人身事故で遅れる電車、 暗い歩道、お店の灯り、 春になったら苺のクレープが食べたい。 小さなかたまりの氷たち、雪がそうでなくなったもの、 頬を裂くような冷たい空気も 手袋を忘れて石のような両手も そのうち忘れ去られて、また思い出される。 音楽を聞…

星と月

私だけの夜空が見つからない。 知らないところがどんどん増えてしまうのは、 幸せとは言えないと思うんだ 空いた薬の瓶、ヴァセリン、流れる音楽 暖房の音も風の音も心臓よりも小さく優しい どうか否定してほしい 嘘でもいいから甘い君でいてほしい 全部わか…

風船

君からもらったちっぽけな愛を抱いて生きている。 誰にも言わないはずだから、私だけの君が今も生きている。 欠けた薬指の爪、眺めてため息をついた。 空が分離する前に家に戻らなくちゃいけない。 私はずっとあの季節から戻ることができない。 夏みたいな春…

私の名前

本当の私を知っている人は数えられるくらいでいいと思う。 君が最後に呼んでくれたことが、魔法みたいにキラキラしている。 あの春の日に私は本物を知って生きることを選んだ。 髪をいじる癖が治らない。軽くしたんだねと触ってくれるから短い髪型ばかり選ん…

翼があれば

君は今誰を抱いているのだろうなと ふと思ってしまって どこまでも自由な人だったから ずっと寂しくてたまらないのかと 勝手に想像してやめた。 自分のことで精一杯だから 他人のことなんて気にしてられない 君はきっと君らしい幸せを選んで それは私にはう…

夜は続く

人の群れ、魚みたいだと思った。 眩しすぎるから見えなくなって ぶつからないように息を吐いた。 大きな看板、すれ違う人、 私もその中のひとつだと知った。 三角の感情も、 輝く街に躍る胸も 冬だと伝える風、冷たい手。 偽物だとばれないように、 息を止め…

秘密

また一つ言えないことが増えて 大きくなる世界に私は戸惑うばかりだ 正義が音を立てて崩れたら 誰かが拍手してくれる気がする 君のこと嘘にはしないよ 全部飲み込んで私は生き抜いている お気に入りのスカートを履いて あの時とは違う景色を歩いている 君も…

東京

微かに揺られている 人が少ない車両内。 暖かい日差しも耳に入ってくる優しいノイズも お上りさんだから、楽しくて仕方ない。 爪が伸びてきたから切らなくちゃ クリスマスプレゼントは何がいいかな。 冬が似合う女の子にはなれないけど、 自分のために赤い口…

帰り道

綺麗な青、群青、湿度、水しぶき、誰かの吐息、白い息、イルミネーション、風吹く夜、 いつか君にも見せられたらな。星が眩しい夜空、ピアノの音色、揺れるあの姿はとても美しいもの。 私はずっと一人。車も人も猫もいない、小さな町で息をしている。

白い月

痛みにひたすら耐えて、病院の外に出たら月が見えた 新宿と欠けた月って、なんだか似ている。 透明な風にいつかはなりたい。 私は人間であって、動物ではないんだ。 いつだって自由にどこにでもいける。 看板も揺れる、風が強い。 雨がもう降らなくなったの…

目指してきたもの

前向きな人が好き。 生きるのが楽しいって言ってる人が好き。 笑っている人が好き。 綺麗な人になりたい 真っ直ぐな人になりたい でもきっと全部は叶わないし 私にはできないことがたくさんある。 今の私にできることって少ないんだけど 他の人にはできない…