2018-02-15 花になれば 日記 春が近づいてるのが、外の匂いでわかってしまう マフラーも手袋もいらないくらい、外があたたかいから。 ニコニコしながら散歩して、桜のこと考えてニヤニヤした。 あの思い出もこの思い出も全部一つずつ大事にしたい 名前をつけてまた開くときまでしまっておく 桜が咲いたら嫌でも気づいてしまうね、君はどうですか 私が思っていること何一つ知らないでいてほしい。 でもたまに思い出して悔しくなったり、寂しくなってくれたら そして最後に笑ってくれたら 私、嬉しいな。
2018-02-04 染まりたい 日記 もうすぐ誕生日が来る。 前の仕事を辞めてからの一年はあっという間だった。 案外生きるのは楽だったんだなと、 マニキュアの剥がれた爪を撫でながら思った。 あんなに苦しんでいたのに、ばかみたいじゃん。 知らない間に乗り越えちゃってるの、やめてほしいんだ。 いつかのために今日も生き延びてしまった。 たぶんそろそろまるくなれるような、そんな期待ばかりで。 帰り道に浮かぶイメージも、夜空を見上げて思うテーマも あの頃と変わってしまった。それも全てが正しかった。
2018-02-03 ご褒美 日記 私にはピアノも猫もない。 今日は雪が降らないから、誰も特別になれない。 甘いマシュマロの匂いがする部屋の中、 暖房の風量を強くしてパーカーを脱いだ。 きっと笑顔を振りまいて誰かを幸せにすることは 私には出来ないのだろうけど 君と二人でなら目がなくなるくらい笑ってみたい くしゃくしゃの髪をそのままで 夜に溶けてしまえたらな。