フォークで刺した地球を

僕らは、ワンルームの蛍光灯の下で。

秘密

また一つ言えないことが増えて

大きくなる世界に私は戸惑うばかりだ

正義が音を立てて崩れたら

誰かが拍手してくれる気がする

 

君のこと嘘にはしないよ

全部飲み込んで私は生き抜いている

 

お気に入りのスカートを履いて

あの時とは違う景色を歩いている

君も僕も私も変わっていってしまうのが

許せなくてとても綺麗だった。

東京

微かに揺られている

人が少ない車両内。

暖かい日差しも耳に入ってくる優しいノイズも

お上りさんだから、楽しくて仕方ない。

 

爪が伸びてきたから切らなくちゃ

クリスマスプレゼントは何がいいかな。

冬が似合う女の子にはなれないけど、

自分のために赤い口紅を買いたい。